娘が感じる悲劇？？

家族でいろいろ話していた昼下がり。娘の本心が突然出た。


“パパがお医者さんだと仮病が使えないんだよね～

っていうか、明日は風邪で休みたいな～とか思っても、点滴とかされて治されちゃって行くことになるんだよ～”
確かに私たちは良かれと思って早めに漢方、ビタミンCやその他のサプリ、必要ならばビタミン点滴をして、休まないように手を打ってきた。

あ～やっぱり思っていたのね。この贅澤者！！

でも　うんうん、その気持ち理解できるよ。と内心思う。



少し違うが、私の父はとても器用な人でなんでも直すし作れる。

小さい頃、おもちゃとか目覚まし時計とか壊れると、新しいものを買ってもらえると期待をして週末が早く来ないかな～と思い、今度はどんなのにしようかなと思いながら眠りについた。

ところが翌日起きると・・・

“おはよう！直しておいたぞ！”と父の声。

えっ

子供心に私が喜ぶと思って直してくれたのがわかるので、ありがとう！！と受け取った。

でも・・・私が望むのは違う！！　これではない！新しいものが欲しいのだ　　と何回思ったか・・・


しかし結婚して、子育て中、あったらいいなと思うものをオーダーメイドで作ってくれる父の技術はプロ級である。

どんなに助かっていることか。
でも子供の頃はそのことには気づかない。当たり前のことで感謝もしなかった。

きっと娘たちも気づく時が来るのだろう。

　
プロの前で嘘をつこうなど無理だ！早く諦めよ、娘たちよ。




私だって本心は

　“今日なんか具合悪いの・・・”（私）
　“大丈夫。きちんと休めよ。今から病院行くか？”　（夫）　の不安そうな会話に憧れる。

しかし現実は

　“症状は？”診察
　“早くこれ飲んで”と薬を渡される。そして何回かの回診。
　良くなったって言うと　“よし！”　業務成功な感じ。


それに何かが違う～！というと

“俺がそういう態度で出るってことは相当大変な状態ってことだよ。わかってないな～”（夫）

確かにそうだ。そうだと思う。そうに違いない。　でも何かが違う！！

私の言ってることも相当贅沢だ！！と思われるかもしれないが、すごく心配されている感が味わってみたい時もあるのよ、女性には。

これは医師の妻達のあるある話である。

　　


でも学生にとっての仮病で休むことは醍醐味だよね。
でも改めて言う。

プロの前で嘘をつこうなど無理だ！早く諦めよ、娘たちよ。

私も諦める・・・

タグ：風邪　医師　結婚　仮病